当院では、歯科の基本治療となる虫歯の診査・診断・治療を丁寧に行っております。なるべく健康な歯の箇所を残す治療方針を立て、虫歯治療を進めていきます。
虫歯は自然に治りません!
歯が痛いというと「虫歯かも…」と心配になる方も多いと思います。虫歯治療は、痛みが出る前や早期受診が重要で、虫歯が進行するほど痛みを伴い、受診回数も増えてしまいます。
早めの検査・健診による受診をおすすめしています
虫歯は絶対に自然には治りません。初期の痛みの段階で、歯科医院を受診しましょう。虫歯の痛みは放置すればしただけ悪化してしまう可能性があります。
虫歯の種類や痛みの原因
虫歯にも進行の度合いがあり、虫歯の種類や状態で、応急処置や治療方法も異なります。また、歯が痛いといっても虫歯以外の原因で痛みが出ている可能性もあります。
虫歯
虫歯は、その進行度合いや大きさに応じてC(虫歯・シー)0から、C1→C2→C3→C4と標記します。
初期虫歯のC0の段階では、経過を見ながら治療しない選択肢もありますが、C1以上となると進行してきてしまいます。
虫歯が小さい段階であれば、最小限の治療で痛みが伴うことも少ないのですが、進むにつれて痛みも伴い、治療回数も増えてきます。最悪の場合、歯の神経を取る処置が必要となり、虫歯が大きくなりすぎてしまい、歯を残せない場合は歯を抜かなければならないこともあります。最悪の事態を避けるために早めの受診が大切となります。
根面う蝕(歯の根元の虫歯)
通常、虫歯は歯の溝や歯と歯の間から出来やすいと言われています。
しかし、唾液が少なくなったり、虫歯のリスクが高い人に多い虫歯が根面う蝕です。高齢者や唾液の量が少ない人や減ってきた人に多く発生します。
二次う蝕(2次カリエス)
治療した詰め物・被せ物の中や隙間からできる虫歯の事です。見た目で判断できる虫歯もあれば、詰め物・被せ物を取ると、中から虫歯が進行していたと分かることもあり、注意が必要です。虫歯と気付いた頃には大きくなっていることもあり、噛むと痛かったり、詰め物や被せ物が外れたりすることで気付く場合もあります。
歯髄炎
虫歯大きくなることによって歯の神経が細菌感染したり、歯をぶつけたり、歯ぎしりや食いしばりなどの物理的刺激で歯の神経に炎症が起こることをいいます。
強い痛みが出ることがあり、何もしなくても歯の痛みが出たり、噛むと痛いという症状が出ます。
親知らずの虫歯(またはその手前の虫歯)
親知らずとは、一番奥の8番目の歯のことを言います。元々親知らずがない人や生えるスペースがなく、親知らずの頭の部分だけ見えていたり、生えきれず歯の丈が低い場合があります。
そういった場合、歯ブラシが届きにくく、汚れも溜まりやすいため、とても虫歯になりやすいです。普段から虫歯になりにくいような人でも親知らずは虫歯になりやすく、痛みが出て受診させるかたも多いです。親知らずの虫歯は、多くの場合抜歯という診断になります。
知覚過敏
虫歯ではないのに、冷たいもの・熱いものがしみる、歯ブラシが当たると痛い等の症状があるのが知覚過敏です。知覚過敏の症状ですが、症状が進行するとひどい痛みに代わることがあります。
歯周病や咬み合わせが強く当たることが原因で、歯肉が下がり、しみたり痛んだりすることもあります。
酸蝕歯
酸味のあるフルーツやスポーツドリンク、炭酸飲料を好む方に多くみられる症状です。
飲食物の酸で徐々に歯質が溶けていき、歯がしみたり痛んだりします。また、妊娠中のつわりの症状がひどかった方も酸蝕症で歯が溶けてしまいます。
くさび状欠損
歯の根元が削れ、しみる症状や痛みがでることをくさび状欠損と言います。
歯磨きを強くしすぎで歯の根元が削れてしまったり、かみ合わせが強いことや歯ぎしりが原因で、歯の根元が削れてしまいます。
咬耗
歯ぎしり、食いしばりの癖が日常的にある方に多く見られ、歯の先端がすり減ってしまうことを言います。
歯が段々とすり減ってしまうことで、神経までの距離が近くなり、歯が痛むことやしみることがあります。
虫歯治療の方法
保険適用の白い詰め物
当院では、虫歯治療後は小さな範囲であれば白い保険適用の詰め物「コンポジットレジン」法で詰めて治療を行います。ペースト状のセラミック樹脂と合成樹脂のハイブリッド素材で、光で固めて詰める虫歯治療の方法です。「CR充填」や「レジン」とも言います。
治療時間がかかったり詰める際の技術も必要なため、医院によっては自費になったり、広い範囲には向かないと断られたりすることもありますが、当院ではなるべく「コンポジットレジン」での治療を保険で行っております。
- 虫歯治療の後の銀歯はなるべく避けたい
- 今入っている銀歯や詰め物をやり治したい
などご希望の方は、お気軽にご相談ください。
被せ物
虫歯で歯を大きく失った場合、被せ物の治療が必要になります。
保険適用の金属のクラウンから白く綺麗なセラミックのクラウンまで、ご希望や症状に合わせて最適な被せ物を提案させて頂きます。
ご希望を伺いながら治療方針を決めていきますので、お気軽にお問い合わせください。
当院の虫歯治療に対する配慮
無痛麻酔
大人の方でも歯科医院というと、「痛い」「怖い」というイメージを持っている方が多くいます。
当院では、虫歯治療中の痛みがないよう最大限配慮しています。
麻酔は、痛みが出ないようなテクニックを使い、治療中は痛みが出ないように行います。
優しい治療と対応
治療中は、不安や緊張を抱えているかたも多いです。当院では、なるべく優しい対応をドクター・スタッフともに心がけております。
困ったことや不安なことがある際はお気軽にお申し付けください。